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2011年8月14日日曜日

REGZA Phoneのroot化

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Android端末のroot化には、興味がありました。
でも、リスクをともなう行為であることは、様々なサイトやブログ等で警告されていましたので、実際に自分の端末でやってみようとは、これまでは思いませんでした。

でも、REGZA Phoneに使い慣れてくると、もっと、いろいろなことができるのでは?という期待に後押しされて、自分でもroot化にトライしてみることにしました。

「root化」という言葉を聞きなれない人には、少し解説が必要だと思います。

普段、パソコンでインターネットを利用している人は、WindowsパソコンやMacパソコンを使っていることが多いと思います。
Windowsの中にも、Windows XPやWindowx VISTA、Windows 7などの種類があります。
これらは、通称、OS(オペレーティングシステム)と呼ばれているものです。

REGZA Phoneをはじめ、Android端末にも、実はOSが搭載されており、このOSの上で、電話やインターネットを使うためのプログラム(アプリケーション)が動作しています。
Android端末に搭載されているOSは、Linuxと呼ばれる、UNIXベースのOSです。

さて、Windowsのアカウントには、通常のユーザと、管理者という種類があります。
Android(Linux)も、普通に利用しているときには、通常ユーザとして使っているのですが、ある特殊な手続きをすると、管理者モードで使うことができます。
この管理者モードで使うことを「root化」と呼んでいます。

なぜ「root」と呼ぶのかというと、ここでAndroidがLinuxと呼ばれるUNIXベースのOSで動作していることが影響しています。
Linux(UNIX)では、管理者権限を持ったアカウントを、通常「root」という名前で登録します。
(これがWindowsの場合は、「Administrator」という名前になります。)
つまり、Linux(UNIX)で、管理者権限を有するということは、rootアカウントの権限を有する、あるいは、rootアカウント自体になることを意味します。
このことから、Android端末で、管理者権限を取得することを、「root化」と呼んでいます。

しかし、Android端末のroot化といっても、実は二種類あるようです。
最初、この違いを理解しておらず、いろいろなサイトで情報を収集するときにも、少し混乱してしまいました。

その違いとは、
  1. Android端末をroot権限で動作させること
  2. Android端末のOSにrootとしてログインして、OSのファイルや設定を操作すること
の違いです。

Android端末をroot権限で動作させることができると、root権限で動作させたときにのみ利用できるアプリケーションを利用することができます。
例えば、CPUのクロック数をコントロールしたり、キャッシュメモリサイズをコントロールすることができるアプリケーション等が、Androidマーケットにも多数公開されています。
これらのroot化前提のアプリケーションは、Android端末をroot権限で動作させていないときには、利用することができません。

一方、Android端末のOSにrootとしてログインすることができると、通常は操作できない端末の設定を変更することができるようになります。
例えば、フォントを変更したり、カメラのシャッター音を無音にすることができるようになります。
この設定は、端末を通常モード(root権限ではない)状態で動作させているときにも有効になります。

ただし、利用者が、Android端末をroot化することを、メーカは認めていません。
root化をおこなった時点で、端末のメーカサポートを受けられなくなります。
また、うまくroot化をおこなうことができればいいのですが、root化をおこなうことにはリスクをともないます。

それは、通称、「文鎮化」と呼ばれているAndroid端末として、動作しない状態に陥ることです。
root化は、端末の管理者権限を有する行為ですので、AndroidのOS(Linux)自体を壊してしまうこともできます。
最悪、OS自体が起動しなくなる恐れもあり、こうなってしまうと、Android端末は、もはやAndroid端末ではなく、電気屋さんの携帯売り場においてある、Android端末のモックと同じです。
何にも利用できず、使えるとしても文鎮としての用途くらいしかなくなってしまうので、通称「文鎮化」と呼んでいます。

もちろん、こうなってしまうと、自業自得。
端末をドコモショップに持っていっても何もしてくれません。

実際に、ネットを検索してみると、root化を試みたけど、文鎮化してしまったという報告は多々あります。
root化は、個人のリスクでおこなうことであることを十分に認識する必要があります。

ちなみに、私は幸い、文鎮化することなく、Android端末をroot権限で動作させることも、OSにroot権限でログインして設定を変更することもうまくいきました。

次回から、私がどのようにroot化をおこなったか、書いてみたいと思います。
(興味のある方は、↓のモグラをナデナデしてあげてください。(^^ゞ)

LFL

             ↓このモグラ、いい奴なのでナデナデしてあげてください。
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