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2011年8月6日土曜日

スイッチ・コンセントパネル交換時の注意点

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アパートの空室をDIYで仕上げるときに、コンセントパネルの交換もおこないました。
以前から気になっていたのですが、コンセントとパネルの間に段差や隙間が開いてしまうことがあります。

アパートの写真を取り忘れてしまったのですが、手元にある部品で再現してみたのがこちら↓です。(ちょっとわかりにくいですが…)

3連スイッチの真ん中に穴が開いているのは、部品が足りなかっただけなので、気にしないでください。(^^ゞ
表面のパネルとスイッチ部分に微妙な段差があります。
この写真の段差は少ない方ですが、取り付け方によっては、1~2mmの隙間ができることがあり、見た目が非常によくありません。

調べてみると、どうやらこの隙間、パネルと取付枠の組み合わせにより、発生するようです。

従来からある、通常の取付枠はこちら↓です。
東芝製と松下電工製(パナソニック)を並べていますが、これはJIS規格品のようですので、異なるメーカの製品を混在して使っても問題ないようです。
私が電気工事士の受験をするときの実習も、この取付枠を使っておこないました。

写真をよく見ると、右側の松下電工製の取付枠には、「フルカラー用」と刻印がされています。

実は、松下電工製には、別の規格の取付枠が存在します。
それがこちら↓です。
取付枠に、スイッチとコンセントを取り付けられてしまっているのでわかりにくいかもしれませんが、右側が「フルカラー用」で、左側はよく見ると「コスモシリーズ ワイド21」と刻印があります。
つまり、同じ松下電工製(パナソニック)の取付枠であっても、「フルカラー」と「ワイド21」の2種類が存在します。

上の東芝製と松下電工製の取付枠を並べた写真では、取付枠の上部と下部が、カギのようになっており、うまく合うようにできています。
一方、フルカラーとワイド21の取付枠を並べた写真では、取付枠の上部と下部が合っておおらず、重なってしまっているのがわかるでしょうか?

このフルカラーとワイド21の取付枠、実はもともと厚さが1mmほど異なります。
(壁に取り付けたときに、ワイド21の取付枠の方が、1mmほど手前に出っ張ります)

なので、フルカラーとワイド21を混在して使ってしまったりすると、カギの部分の重ねあわせ方(どっちを上にするか)によっては、フルカラーのスイッチの方がパネル表面よりも極端に奥に入ってしまい、隙間が大きくなってしまうことがおこります。

したがって、取付枠を選ぶときには、フルカラーとワイド21が混在しないように気を付ける必要があります。


実は、同じことが、パネル(化粧パネル)にも存在します。
パネルにも、フルカラー用とワイド21用があるため、フルカラー用取付枠を使った場合は、フルカラー用のパネルを選択する必要がありますし、ワイド21用取付枠を使った場合は、ワイド21用のパネルを選択する必要があります。


さらに補足しておくと、上の写真のスイッチは、旧来型のスイッチですが、私がスイッチを交換するときには、ワイドタイプのスイッチ↓を選択するようにしています。
このワイドタイプスイッチには、ワイド専用の取付枠とパネルがありますので、これまた、部品単位で調達するときには注意が必要です。

知ってしまえば、難しいことはないのですが、電気工事士の試験のときには教えてくれない、実務知識ですので、おさえておきたいですね!

LFL

             ↓このモグラ、いい奴なのでナデナデしてあげてください。
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