このブログは引越しました。5秒後に、新しいブログのトップページに移動します。自動的に移動しない場合は、こちらから移動してください。

2011年5月19日木曜日

アパートの水道管(その3)

Clip to Evernote このエントリーをはてなブックマークに追加
アパートやマンションの水道管について書きましたが、では、すでに腐食が進んでしまった水道管は、どうすればいいのでしょうか?

私のアパートの水道管も、ライニング管が使用されており、前々回ブログにも記載したとおり、ネジ切り接合部分で年齢相応の腐食が進んでしまっています。
このままほっておくと、5~6年で水漏れや赤水等の影響が出てきてしまい、水道管全てを交換するしかなくなってしまうだろう、というのが検査をしてくれた業者の方の説明でした。

対応方法としては、次の4つの方法があるようです。

  1. 内部洗浄
  2. 水道管の更新(交換)
  3. 電気的工法による腐食の低減
  4. 手をつけない
どの方法を選択するかは、建物自体をあとどれくらい持たせたいかによるとのことでした。
20年近く持たせたいのであれば、水道管を更新して新しくする必要がありますし、5年くらいもってくれればいいのであれば、何も手をつけないという方法もあります。

1の内部洗浄は、新築のマンションなどでは、年1階のメンテナンス等でおこなう場合が多いです。
高水圧の水流を流して、水圧で内部を洗浄する方法です。
しかし、築20年くらい経って、水道管内部の腐食が進んでしまっている状態では、水圧だけでは、錆は取れません。(酸化鉄の固まりですので指で押したくらいでは取れません。除去にはヤスリによる研磨が必要です。)
そこで高圧水流と一緒に、研磨剤を流して錆を取る方法があるようです。
しかし、いずれの方法も、腐食が進んでしまっている水道管に水圧をかけた途端に、腐食部から水漏れが発生するリスクが高く、おすすめできない方法とのことでした。

2の水道管の更新(交換)は、水道管の腐食対策としては一番確実な方法です。
しかし、何よりも一番お金がかかります。
RC4階建11部屋の建物の水道管の更新(交換)の場合、露出配管をおこなったときに約600万円ほどかかったと伺いました。
しかも、露出配管ですので、見た目が非常によくありません。(通常水道管は、壁や床の下に敷設されていますが、これを張り替えようと思うと、建物自体の大規模な改修になってしまいます。水道管のみを更新しようとすると壁の上を配管しなおす露出配管しか方法がありません。)
それに、入居者がいる物件の場合は、入居者一部屋一部屋の方に工事に立ちあってもらう調整など、結構手間がかかります。
その代わり、水道管を更新(交換)してしまえば、更新する水道管の材質にもよりますが、20年~50年以上も持たせることができるようになります。

3の電気的工法による腐食の低減は、アパートに配水する大元の水道管のところに、水をマイナス帯電させる装置を取り付け、電気的な力で腐食の進行を低減させる方法です。
これにより、例えばあと5年くらいで交換が必要な水道管も、10数年間、延命することができるようになるとのことでした。
費用は建物の大きさにもよって変わるようでしたが、2階建10部屋の場合は、約120万円(8年リースで月額約17,000円)とのことでした。
今回、検査をお願いした業者さんから提案を受けた方法は、この方法でした。

もう一つが、4の何も手をつけないという方法です。
水道管の交換のために高額な費用をかけるくらいならば、建物を立て替えてしまうとか、売却してしまうという選択をされる場合が考えられます。


私は、まだどう対応するか決めきれていないのですが、3の電気的工法をもう少し調べてみて、対応を考えてみたいと思います。

何かあまりコストを掛けずに効果的な方法をご存じの方がいらっしゃいましたら、コメントください。

LFL

              ↓このモグラ、いい奴なのでナデナデしてあげてください。
人気ブログランキングへ

0 件のコメント:

コメントを投稿