入居者の方からの連絡は特にないようでしたし、アパートを目視確認していただいたところ、目立った損傷等はないとのことだったので、ひと安心していました。
ところが、地震の翌週に、アパートの清掃をお願いしているシルバー人材センターの方から、私の携帯電話に電話がありました。
私の親くらいの年齢のお母さんなのですが、いつもアパートをきれいに清掃いただいていて助かっています。
この日は、地震の影響が気になったので、特に私がお願いしたわけでもないのに、いつもよりも早めにアパートに来て、地震の被害の状況を確認していただいたとのことでした。
気がきいたご対応は、本当にありがたいです。
すると、塀のひび割れのほか、1階の階段部分で、タイル割れや剥離があり、入居者に危険な状況とのことでした。
そんな状況なら、管理会社の方から、ちゃんと報告して欲しかったのですが・・・。
後日、アパートに行って、自分でも確認してみると、問題の階段部分のタイル割れや剥離は、こんな↓状況でした。
目地が白い部分は、前のオーナーが白い目地で補修してしまった痕のようで、災害による被害ではありません。
塀の部分にもヒビが入っていたのですが、こちらはすぐに問題になるような状況ではありませんでした。
すぐに補修が必要な箇所は、この階段部分のタイルのようです。
幸いなことに、これらのタイルは、前のオーナーが補修したときに余った部材が、倉庫に残されていました。
今回は、タイル補修を自分でやってみることにしました。
用意したのは、以下の道具・材料です。
- 金づち
- ペンチ
- タガネ(平タガネと先の尖ったチスタガネ)
- 建築用シーリング材
- 防水コンクリート
- 補修用タイル
- タワシとバケツ(タイル表面の目地材の洗い流し用)
その他の道具や材料は、ホームセンターで購入しました。
実はこの他に、タイルカッターも購入したのですが、これは必要ありませんでした。
まずは、破損して、剥がす必要があるタイルのまわりの目地をチスタガネで取り除きます。
目地はタイルよりも柔らかいようで、比較的容易に砕けます。
このときに、剥がす必要がないタイルに傷がつかないように気をつけます。
目地を取り除いたら、平タガネでタイルを剥がします。
接着剤が残った部分も、綺麗に取り除きます。
下地のコンクリート部分がだいぶ弱かったようで、タイルと一緒に剥がれてしまったのですが、あとで新しいコンクリートで補修するので、気にせずに取り除きました。
タイルを剥がしたあとは、こんな↓感じになりました。
下地の損傷が激しいところには、コンクリートで補修しておきます。
下地のコンクリートがある程度乾いたところで、タイルの裏にシーリング材を塗って等間隔に並べて、形を整えます。
タイルを並べたところは、こんな↓感じです。
最後に目地をコンクリートで埋めます。
タイル表面は、後でキレイに洗い流しますので、かなり大胆にコンクリートを盛ってしまいました↓。
完全に乾いてしまうと、タイル表面のコンクリートを洗い流すことができなくなってしまいますので、少し乾いた程度の段階で、水をたっぷり付けたタワシで、タイル表面のコンクリートを洗い流します。
最終的に、こんな↓感じになりました。
どうでしょう?
はじめてタイルを張り替えた割には、意外とキレイにできたので、勝手に自己満足です。
(一部、割れたタイルが交換されずに残っている点は、愛嬌で・・。(^^ゞ)
写真では分かりにくいのですが、今回、壁側の1枚のタイルは、新しい四角いものをそのままの形では交換できませんでした。
壁に沿って、形を加工しなければいけなかったのです。
これを想定して、タイルカッターを購入していったのですが、これは役に立ちませんでした。
室内用の2~3ミリの薄いタイルには使えるのかもしれませんが、屋外用のタイルは、厚さが7~8ミリはあります。
表面に傷をつけることはできますが、タイルカッターで屋外用のタイルをカットすることは、私にはできませんでした。
そこで、工具箱に入っていたペンチを使って、タイルの端からバキバキと割ってしましました。
そして、壁の形に合わせてタイルを加工してしまいました。
プロが加工したようにキレイにはなりませんが、意外と上出来です。(^^ゞ
タイル地のアパートやマンションは、見た目キレイになるのですが、長年使っているとタイルの割れや剥離が発生します。
大規模な修繕は、プロに任せたほうがいいと思いますが、ちょっとした補修程度であれば、自分でも十分できますね。
タイルの張り替えは、楽しく作業ができたので、会社辞めてタイル屋さんにでもなろうかしら?(^^ゞ
LFL
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